しみる原因の1つには虫歯があります
虫歯の治療方法はご存じのとおり2種類あります。
金属による治療は保険適応のため、比較的安価に治療を行うことができます。しかし、健康な歯の部分を削ってしまうため、虫歯よりも金属の部分が大きくなってしまいます。色調はもちろん金属色のため、見える部分には抵抗がある方もいらっしゃいます。
それよりも大きな問題が中で虫歯になってもかなり大きくなるまで金属が外れてこないということです。
白い詰め物(プラスティック)による治療ももちろん保険適応のため、治療費は安価です。見た目はちろん金属よりも良好であり、削る量を最小限にすることができます。デメリットとしては欠けやすく、虫歯になりやすい、変色する、噛んでいるうちに削れてくる、といったところでしょうか。症例を選択すればとても有効な治療法です。
当院では第3の選択肢としてセラミックによる修復治療を行っております。
セラミックは金属アレルギーを起こしません。質感も金属やプラスティックと比べて良好で、ほとんど変色しません。金属と比べて汚れが付きにくく、歯を虫歯から守ると言えるかもしれません。
しみるもう1つの原因は知覚過敏
知覚過敏、CMなどでもやっているアレです。
知覚過敏の原因としては
・歯ブラシで歯が削れている
・歯茎が下がって歯の根がでてきた
が挙げられます。
ご存知ですか?歯は身体の中で一番硬い組織なのですが、歯ブラシでゴシゴシと力を入れて磨きすぎるとだんだんとすり減ってくるのです。すり減るとその分、歯の神経までの距離が近くなってしまうため、痛みを感じるようになってしまいます。
歯茎が下がって歯の根がでてくるというのは、歯茎の炎症が原因と考えられます。炎症を起こす原因はプラークと呼ばれる細菌の塊であったり、かぶせ物がしてあったり、適合不良なプラスティックの詰め物がしてあったりと様々です。
知覚過敏のメカニズムについては複雑なため、ここでは割愛させていただきますが、
治療は
1.削れている部分がないか、浅ければ薬剤による処置
2.深ければ物理的に詰める(コンポジットレジン(プラスティック))処置
となります。